陸上の聖地・国立競技場

織田:僕にとってはここ(国立競技場)で見られるって、絶対死ぬまでないだろうと思ってるんですよ。東京開催は34年ぶりで、次(あるとしたら)91歳になっちゃうんで、もう無理だなって。だからそういう意味じゃすごく感慨深くて。

織田裕二さん

織田:29歳、30歳って言えば、短距離選手としては一番いいときじゃないですか。脂がのった。それを東京で迎えるっていうのは、桐生さんのために用意しました。

桐生:ありがとうございます(笑)運が良かったのかな。

織田:だよね。日本で最初に9秒台を出したレジェンドなので。ここはぜひ、悔いのないように。

桐生:はい、分かりました!

織田:楽しんで頑張ってください!常に応援しています。

桐生:ありがとうございます。

取材終了後、織田さんは感慨深そうに「本当に余裕があるよね。一番最初のときから見てるけど、一番いい感じだな。さすがだね、ベテランになったね」と呟いた。