肝付町の内之浦できょう12日、地域特産の「辺塚だいだい」のはさみ入れ式がありました。

肝付町と南大隅町で栽培されている「辺塚だいだい」は、苗木の町外への持ち出しが禁止されている地域固有種です。

皮が薄く、ライムのような香りが特徴で、66の農家が育てています。

12日のはさみ入れ式にはJAなどおよそ20人が参加し、緑色に育った実を摘み取っていきました。

その後、輪切りにした辺塚だいだいが添えられた冷しゃぶサラダが振舞われ、参加者は今年の味を確かめていました。

(辺塚だいだい農家 中野正輝さん)「今年もいいものができています。今年も一生懸命収穫をしたい」

今年の出荷は例年並みの青果用7.5トン、加工用50トンを見込んでいます。