「今の時代に合致しているか、一度冷静に議論した方がいい」

井上貴博キャスター:
親子の状況や家庭の状況が千差万別で全然違うことを考えると、本来ならミルクでもいいし、母乳でもいいし、それぞれの選択肢がそれぞれ尊重される社会の空気感が大切なのかなと思います。
出水麻衣キャスター:
本当に冷静な議論をしたいなと思います。そもそも木次乳業の創業者が酪農を始めたのが1953年で、当時は化学肥料が出て来て、牧草の汚染などが疑問視されていたので、“食の安全”というのをずっと呼びかけていたという背景もあります。
そういった企業からのストーリーを知っていくと、その文言がなぜ載っていたのかも理解できる気はしますが、今の時代に合致しているかは、一度冷静に議論した方がいいと思いますね。
井上キャスター:
議論を行って、変わっていくのかどうか、時代でアップデートしていくのかはとても素晴らしいことだと思います。木次乳業の佐藤社長も「時代に合わせた表現方法も合わせて考えているところです」ということですので、母乳以外でも、こうあるべきという考え方は柔軟に変わっていくべきなのだろうと感じます。