JR西日本は、速度制限の標識の一部に誤りがあったと発表しました。

 JR西日本によりますと、問題が見つかったのは、沿線に設置している列車の制限速度を示す標識の一部で、正しい制限速度よりも最大で時速5km高い速度が表記されていたケースや、本来設置すべき位置とは異なる場所に取り付けられていたものもあったということです。

 発覚を受けてJR西日本が館内の全線を調査したところ、神戸線の宝殿駅付近と土山駅付近の2か所、山陰本線の嵯峨嵐山駅付近で1か所など標識誤りや設置の不備が計11か所で確認されたということです。

 列車の安全運行に欠かせない速度制限の標識ですが、JR西日本は「誤った標識に従って列車を運転した場合でも脱線や転覆などの事故に至るおそれはなかった」と説明しています。