陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練が始まりました。訓練は熊本県内でも展開されるため、地域住民が訓練の中止を求め声をあげています。
アメリカ海兵隊と陸上自衛隊の共同訓練は沖縄での開始式が公開されました。

日本国内の島への侵攻に備える想定で、9月25日までの期間中に、日米合わせて約1万9000人が参加します。
範囲も広く、沖縄をはじめ、佐賀や長崎、そして熊本でも訓練が行われます。
その一つが、山都町にある大矢野原演習場で実弾を使った射撃訓練です。

今日(9月11日)、この訓練に反対する山都町の住民グループが陸上自衛隊あてに抗議文を提出しました。
山都町の住民グループ 田上博之さん「自衛隊を米国の軍事戦略に組み込んで戦争のできる軍隊に仕立て上げるためのものであり断固反対」
今回は、熊本空港の隣にある高遊原分屯地を拠点に、日米がオスプレイを使った飛行訓練を予定しています。
これは、今年7月、佐賀の駐屯地に配備された陸上自衛隊のオスプレイです。

佐賀では地域住民たちがオスプレイの配備に抗議していました。
抗議活動する地域住民「欠陥はものすごくはっきりしている。それにも関わらず配備するのは許せない」

おととしは、アメリカ軍のオスプレイが鹿児島県屋久島沖で墜落し、乗っていた8人全員が死亡する事故も起きていることから、飛行が想定される山都町の住民は、陸上自衛隊に、住宅の上空を飛ばないよう要望しています。