戦車などが公道を走る陸上自衛隊の長距離機動訓練が始まり、11日、北海道千歳市の部隊の戦闘車両が、苫小牧の港でチャーター船に積み込まれました。

長距離機動訓練は、部隊を素早く移動させて目的地に展開するための陸上自衛隊の訓練です。

 

 第7師団の戦車などの先頭車両19台が10日夜、千歳市の駐屯地から国道36号線などを通って、苫小牧西港へ向かいました。

 途中、90式戦車1台が千歳市内で油漏れが見つかり、トレーラーに載せられて駐屯地に戻ったということです。

 残る車両は、苫小牧西港に到着し、11日午前8時から民間のチャーター船に積み込まれました。

12日、釧路に到着後、再び釧路駐屯地まで公道を移動します。