高知大学医学部附属病院では2025年から新たに尿トラブルの予防や改善をサポートするトレーニングを提供しています。
高知大学医学部附属病院の骨盤機能センターでは、2025年4月から「骨盤底筋」を鍛えるトレーニングを行っています。
(高知大学医学部附属病院骨盤機能センター 清水信貴 医学博士)
「(骨盤底筋とは)骨盤底を支えるインナーマッスルのことです。ここの働きが弱くなると尿もれとか夜間の頻尿とかトラブルが増えてきます」
尿トラブルは20代でも発症し加齢や出産により悪化すると言われていますが骨盤底筋を正しく鍛えることで改善できるといいます。トレーニングでは重りやチューブを使い腹部の様々な筋肉を鍛えたあとエコーで骨盤底筋が正常に動いているかどうか波形を見て確認します。患者の中には1日1リットル以上の尿もれに悩む人もいて、症状にあわせたトレーニングを提供しています。
(患者 2か月前からトレーニング実施)
「前は家にこもりっぱなしだったけど(トレーニングしてから尿もれの)量が減ってパッドを持たなくてよくなったから、外へ出ていける。それが一番良かった」
センターでは11月の市民公開講座でトレーニングの説明を行う予定です。