根拠がないのに「塗るだけでシミが完全消滅!」などと謳って美容クリームを販売していたとして、消費者庁は東京の通信販売会社に一部業務を停止するよう命じました。

行政処分を受けたのは、東京・港区の通信販売会社「ASUNOBI」で、消費者庁によりますと、インターネット上で美容クリームを販売する際に「塗るだけでシミが完全消滅!」などと根拠のない広告を表示していたということです。

さらに、実際には2回目以降の購入が条件であるにもかかわらず、それを記載せずに1回目に安く購入できるかのように表示していたということです。

消費者庁は「誇大広告」にあたるとして「ASUNOBI」に対し、新規の申し込み受付や契約などの業務を6か月間停止するよう命じました。

「ASUNOBI」をめぐっては、去年8月から今年7月にかけて、2900件余りの相談が全国の消費生活センターに寄せられているということです。