世界バレー(男子は9月12日に開幕)で男子日本代表に選ばれている甲斐優斗選手(宮崎県延岡市出身・日南振徳高校卒業)に、大会にかける意気込みを聞きました。

Q:2022年から連続での代表選出ですが、どのような気持ち?

(甲斐優斗選手)
「代表に慣れてきたというのはあるし、監督も変わってチームも去年とは違ったチームにはなっていくと思うので、そこでより自分の良さというのを出していけたら」

Q:去年はパリオリンピックに出場し、重要な局面でリリーフサーバーとして起用されましたが、五輪はどんな舞台でしたか?

(甲斐優斗選手)
「本当に独特の雰囲気でひいてしまう場面もあったが、ほかの大会と違うなというのはすごく感じたし、そこで少しプレーができたということは次につなげることができた。そこの経験を生かして、これからロスに向けてしっかり準備していけたら」

Q:現役大学生ながら昨シーズンはSVリーグの大阪ブルテオンで特別指定選手としてプレーし、今年7月には正式に入団することが決まりました。
SVリーグでの経験はどう活かされていますか?

(甲斐優斗選手)
「日本のリーグは攻撃というより『拾って、拾って』というバレーボールなのかなと思っているので、そこで自分が苦手としているディフェンスの部分を強化できたのは、今代表に来て自信を持ってできる部分も増えているし、日本のSVリーグを選んでよかった」

Q:今年、代表のメンバーも変わりましたが、改めて代表内で仲がいい選手は?

(甲斐優斗選手)
「変わらず大塚選手。その他には1歳上の西山大翔選手も年が近いので、たくさん話したりするし、一緒にいる時間は長いかな」

Q:2人(大塚選手と西山選手)は甲斐選手にとってどんな存在?

(甲斐優斗選手)
「自分が話しかけるようなタイプではないので、そこでたくさん話しかけてくれて心のよりどころというか楽しくプレーできている要因」

Q:高橋慶帆選手との大学生コンビも注目されていますね。

(甲斐優斗選手)
「初めて同年代の選手と(代表で)プレーしたU20の時からの仲なので、すごくうれしかったし、自分自身ももっとやらないとという刺激は受けた」

Q.山崎選手にリリーフサーバーとしてのアドバイスをしたと聞きましたが?

(甲斐優斗選手)
「自分がピンチサーバーの時にやっているというか、考えていることを教えたという感じなのですが、実際、サーブ打つときには特に何も考えていないので、『打つ瞬間は何も考えてないですよ』というふうにアドバイスになったかわからないけど、アドバイスはしました(笑)」

Q:山崎選手から「参考にしたよ」みたいな報告はありましたか?

(甲斐優斗選手)
「試合終わってからすぐ言いに来てくれて、効果があったかは分からない、不明ですね(笑)」

Q:ファンの人たちは甲斐スマイルに注目していますが?

(甲斐優斗選手)
「試合自体を楽しんでいるだけなので、特に狙っているわけではないです」

Q:大学ラストイヤーをどんな1年にしたい?

(甲斐優斗選手)
「大学はあと秋リーグと全日本インカレが残っているので、秋リーグは代表の兼ね合いで途中からにはなると思うが、全日本インカレはフルで出ると思ってるので、そこで2連覇というところは目指してやっていきたいし、最後勝って終わりたいという思うがある。大学のメンバーで戦うことも自分自身楽しみな部分でもあるのでそこでしっかり結果出していけたら」

Q:改めて甲斐選手の注目してほしい部分というのは?

(甲斐優斗選手)
「どんな場面でも攻めたプレーというのは自分自身の強みだと思っているので、そこを見て楽しんでもらえたら」

Q:出身地の宮崎でバレーボールを頑張っている子どもたちにメッセージをお願いします。

(甲斐優斗選手)
「やるからには勝ちにこだわってやったほうがより楽しくなるので、目標を明確にしてバレーボール自体を楽しんでもらえたら」

Q:宮崎県民の皆さんへメッセージをお願いします。

(甲斐優斗選手)
「いつも応援ありがとうございます。皆さんの応援がすごく力になります。宮崎から全力でご声援お願いします」

(聞き手:MRT 髙橋美苑リポ―タ―)