「目はしっかりと開いていた」
【検察官からの質問】
Q.どこで被告人の車にあったか?
A.郡山駅で客を下ろし、会社に戻る途中
Q.大町2丁目交差点付近で証人が右折を開始した後、どんな状況だった?
A.助手席側から何かが見えて、私の車に突進してくるのではと感じたので、クラクションを鳴らし、ブレーキを踏んだ。被告人の車が私の目の前で止まった。
Q.車はどうなったのか?
A.私の前を通って、助手席側から逆走していった。後から会社でドライブレコーダーを見た。交差点の中にマンホールがあったが、被告人の車はマンホールに触れるか触れないかくらいのところを通っていった。相当内側に入らないとそこは通れない。
Q.なぜ被告人がそのように運転したのかと思った?
A.交差点を早く抜けたかったのかなと思った。
Q.被告人の顔は?
A. 見た
Q. 表情は?
A.すみませんと手を挙げる訳でもなく、無表情。こちらのほうを見ていた。
Q.眠そう?目をこすったりは?
A.眠そうではなかった。目もこすったりせず、しっかりと開いていた。
Q.被告人は驚いていた?
A.普通だったら驚くと思う。十数秒被告人を見ていたが、ノーリアクションで助手席側を逆走していった。
Q.被告人との距離は?
A.2メートルくらい
Q.このことを警察に話した経緯は?
A.会社に戻った後に、危なかった話を事務所で話していた。次の日仕事をしていると、車庫に戻るようにと会社から電話があった。戻ると警察がいて、話を聞きたいとのことだった。
Q.事故について思うことは
A.夕方にテレビかラジオで、事故のことを知った。私の車にぶつかっていれば、死亡事故が起きなかったのではと思ってしまう。