国の重要文化財で愛媛県大洲市の観光名所「臥龍山荘」で、かやぶき屋根のふきかえが30年ぶりに進められています。
かやぶき屋根のふきかえは、臥龍山荘の離れ「不老庵」で行われています。
屋根全体にわたって「かや」の劣化が進み、雨漏りの恐れなどが出てきたためで、所有する大洲市が、およそ1450万円をかけ30年ぶりに実施します。
茅葺職人 大西謙之さん
「古いかやというのは表面が腐ってなくなって減ってきているんです。で、厚みをだしてやる」
作業は今月2日から始まっていて、この日も大阪から来た職人3人が、古い「かや」の間に、青森県から取り寄せた新しい「かや」を差し込み、屋根に厚みを出していました。
また、不老庵は、肱川を望む崖にせり出すように建てられていて、その立地が作業を難しくしているようです。
茅葺職人 大西謙之さん
「川に建物が突き出ているので、足場が大変悪いという所で作業もやりにくいいい仕事をやりたい」
ふきかえは10月中に終える予定で、この間も通常通り観覧できることから、作業の様子も見学可能です。
			
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