代行運転で帰るも“USBメモリ”が必要なことを思い立ち…

その後の冒頭陳述と証拠調べの中で、検察側は、事件前の池田被告の行動を明らかにした。それによると、池田被告は事故前夜の1月21日午後10時すぎから、会社の同僚とともに郡山市朝日の飲食店で酒を飲み始め、1軒目でビールをジョッキで4~5杯、2軒目でハイボールを数杯飲んだ。2軒目の飲食店で池田被告はトイレで寝たほか、財布を店舗に忘れるなどしていたという。

そして、代行運転業者の運転で午前4時過ぎに自宅に帰宅。しかし、池田被告は仕事でUSBメモリが必要なことを思い立ち、自分の乗用車を運転し、郡山市八山田にある24時間営業のディスカウントストアに向かう。店舗に到着した池田被告は、駐車場で寝てしまったという。そして、約1時間半後に目を覚まし、財布を自宅に忘れたことに気づき、再び自分の乗用車を運転して自宅に向かう。