新型コロナ対策の雇用調整助成金約375万円をだまし取ったとして、社会保険労務士の男ら2人が逮捕されました。

逮捕されたのは、岐阜県中津川市の社会保険労務士・横井康宏容疑者(44)と岐阜県北方町の会社役員・岩本拓也容疑者(40)です。

警察によりますと、2人は2021年1月から4月にかけて、岩本容疑者が経営する愛知県一宮市の喫茶店で新型コロナの影響で5人の従業員に休業手当を支給したとウソの申請をし、国から雇用調整助成金約375万円をだまし取った詐欺の疑いがもたれています。

警察は2人の認否を明らかにしていません。

2人がだまし取ったとされる助成金は約1000万円にのぼるとみられ、警察は横井容疑者がこのほかにも複数の会社に代理で不正な申請をしていた疑いがあるとみて、余罪を調べています。