▼JAおきなわ 島袋嗣也さん
「ミナミキイロアザミウマはウイルスの媒介虫です。30年以上前から今帰仁村でスイカを中心に、ゴーヤーやキュウリなど、ウイルス被害を受けている農家は減収していて、深刻な状況となっています」



ミナミキイロアザミウマが、ナス科やウリ科の作物に寄生して傷を生じさせウイルスを媒介。感染すると「スイカ灰白色斑紋病」を発症し、中身がとけてしまいます。

▼かりゆしすいか農園 上間泉穂さん
「去年、夏に1回植えてウイルスが広がってしまって、何とかとれるように頑張っていましたが、それでも全部無理で引き抜きました。一生懸命育てて実らない、スイカにもならない状態という農家が今帰仁村には、ここ数年いっぱいいます。でも、どうにかして作ろうという仲間たちもいるので、どうにか害虫を克服したいと思います」