高知県土佐市で、イギリスの旅行会社を招いた視察ツアーが行われました。日本への観光需要が高まっている今、四国への旅行商品の企画につなげることが目的です。
四国ツーリズム創造機構と日本航空は、海外からの観光客を四国に迎えようと、2024年からイギリスの旅行会社を対象にした視察ツアーを行っています。9日は旅行商品の企画担当者らが土佐市を訪れ、土佐和紙づくりを体験。紙を漉くときの力加減のむずかしさや、着色された土佐和紙の美しさを感じながら、高知の伝統文化に触れていました。

(参加者)
「深く文化を知ることができるし、自分の体で体験できるので、バランスがよく、うちのお客さんもすごく楽しめると思います」

日本政府観光局によりますと、2025年6月、海外からの観光客数が過去最速で2000万人を突破。7月には同じ月の過去最高を更新しています。円安などの影響で日本への観光需要は高まっていますが、その多くが都市での観光に留まっていることから、主催者は、「視察ツアーを通して四国の財産を知ってもらい、新たな旅行商品の企画につなげたい」としています。