薩摩川内市の小学校のクラスがインフルエンザによる学級閉鎖となりました。鹿児島県内で今シーズン初めてです。
県によりますと、今月8日、薩摩川内市の小学校で同じクラスの児童13人が発熱や頭痛などインフルエンザとみられる症状で欠席しました。学校は9日までの2日間、学級閉鎖としました。
インフルエンザによる学級閉鎖は今シーズン、県内で初めてです。
例年は、秋ごろから流行するといわれるインフルエンザ。異例の早さに、専門家は。

(済生会鹿児島病院 久保園高明 院長)「珍しいケース。全国的に今から流行すると考えて良い」
先月31日までの1週間で、県内の医療機関から寄せられたインフルエンザ感染者の報告は44人でした。
1医療機関あたりの感染者は0.77人と、去年の同じ時期より0.22人多くなっています。増加の背景には、この夏の異常な暑さがあるといいます。
(久保園院長)「暑さで疲れ、免疫が落ちている。エアコンを閉め切った部屋で使うことで、換気もおろそかになる」
基本的な感染対策のほか、日頃から免疫力を高める心がけが大切と話します。
(久保園院長)「主となる対策はマスク、手洗い、換気。免疫力を高めておくため、十分な睡眠やバランスのとれた食事が大切」