東京世界陸上の男子200メートルに出場する、宮崎県スポーツ協会所属の水久保漱至(みずくぼそうし)選手に注目します。開幕直前となる中、水久保選手に意気込みを聞きました。

宮崎市出身で、県スポーツ協会所属の水久保漱至 選手は今月13日に開幕する東京世界陸上の男子200メートル代表に選ばれました。

(水久保漱至 選手)「プレッシャーになる部分はあるんですが気負わないように自分の走りに集中すればおのずと決勝は見えてくる」

水久保選手は宮崎工業高校時代、インターハイに出場し200mで5位入賞、大学時代には全日本インカレで100mと200mの二冠達成を成し遂げ、その名を全国にとどろかせました。そして去年8月に出場した富士北麗ワールドトライアルでは、200mの日本歴代5位となる20秒14で優勝。

東京世界陸上の参加標準記録を突破し、出場権を獲得しました。

(水久保漱至選手)「20秒1台が出せたということで技術的に練習してきたことができたのかな」

これまでけがと戦ってきた水久保選手。

日本代表に3回選ばれながらもけがなどの影響でレースに出場できず、今年も5月から欠場が続いていました。

(水久保漱至選手)「調子が上がってきてスピードもすごく出てきたところでいつもけがするというのがよくあった。それでもやっぱり東京世界陸上に出るという目標を立ててリハビリもあきらめないでできた」

いよいよ今週始まる東京世界陸上。今のコンディション、そして目標は。

(水久保漱至 選手)「今までとは違って体のコンディション的にも準備ができている。準決勝で日本記録というところを目指して19秒台というところを目標にやっていきたい」

そして、世界陸上には、水久保選手のほかに2人の県関係選手が出場します。

まず、男子35キロ競歩に3大会連続で出場するのが日向市出身で旭化成の川野将虎選手です。

川野選手は2022年のオレゴン世界陸上で銀メダル。今大会でもメダル獲得に大きな期待がかかります。

また、男子1万メートルに同じく旭化成の葛西潤選手が出場します。

葛西選手は去年のパリオリンピックで20位と健闘し、今大会は入賞を目標に掲げています。

東京世界陸上は今週土曜日、13日に開幕。県関係選手3人の活躍に注目です!