食の現場の見学や生産に関わる「ストーリー」を直接聞き、地元の観光に活かそうと、飲食や宿泊事業者が学ぶツアーが行われました。

ツアーに参加したのは、上田地域の飲食店や宿泊事業者の16人。


ツアーは、生産者から学んだ地元の食の魅力を広めてもらおうと、県の上田地域振興局が企画したもので、上田市と東御市の老舗の味噌蔵やとうもろこし農園など6か所を巡りました。


上田市で休業状態だった酒蔵を2年前に復活させた山三(やまさん)酒造で聞いたのは、「地元の米を生かし、酸味や雑味も残しながら甘すぎず香りも強すぎないバランスのとれた味わいを目指している」といったこだわり。


また東御市のクラフトビールの工場では担当者から「主流のビールとは違った感動体験を一度味わってほしい」といった思いを聞きました。

ツアーの参加者は、生産者が食に込めた「ストーリー」を熱心に聞き入っていました。

オラホビール 戸塚正城さん:「興味をもってもらい、こういった選択肢もあると気づいてもらう場になれば」

飲食事業者:「直接こういう思いでやっているというのを聞きながら、食べたり口にすることで、より一層味の深みが加わったなと思いました」