世界最高の飛行技術を競う国際レースエアレースXの今シーズン最終戦となる第3戦が、7日、大阪を舞台に開かれました。大阪駅近くの会場では、専用のアプリを立ち上げたスマートフォンやタブレットを使って大勢の観客が空を見上げ、AR・拡張現実の技術を使ったデジタルレースを観戦。観客たちは、スマホごしに最高時速400キロで大阪の高層ビルの間を疾走するレース機を見上げました。また、同じデータを使って万博の会場でもデジタルレースが繰り広げられました。

今シリーズ2戦を終えた時点で総合ポイント1位の室屋選手。準決勝で総合ポイント2位の南アフリカの選手と対戦します。総合優勝をかけた事実上の決勝戦となったこの戦いで、室屋選手は完璧なフライトを見せリードしますが、後半徐々に差を詰められわずか0.43秒差で破れ、おしくも優勝を逃しました。

室屋選手は最終戦3位となり、この結果、年間総合優勝は南アフリカのパトリック・デビッドソン選手が獲得し、室屋選手は総合2位に。念願のシリーズ連覇はなりませんでした。

室屋義秀選手「ニュージェネレーション(新しい世代)が上がってくるのは楽しいこと。でも僕はいつも勝ちたい、倒していきたい。接戦は戦っていても楽しい。それを来年楽しみにがんばっていきたい」