露地栽培のミカンとして出荷が早いことで知られる「おおいた早生」の初競りが9日朝、大分市で行われました。
おおいた早生は県のブランド品種として、杵築市や津久見市などで栽培されている極早生ミカンで、出荷シーズンが早いのが特徴です。
大分市の公設地方卸売市場で行われた初競りには、生産者やJAの関係者などおよそ50人が集まりました。今年は去年より1キロあたり平均で80円高い418円あまりで取り引きされました。

今年は夏に適度な雨が降ったことから、酸味と甘さのバランスがとれたミカンに仕上がったということです。
(JAおおいた柑橘研究会 村井新平会長)「酸っぱみが少なくって外見は青いんですが、非常に爽やかで、おいしいミカンになっております。秋を感じていただけると思います」
おおいた早生は、10月上旬までに例年並みのおよそ160トンが県内をはじめ関東や福岡方面に出荷されます。