元ファイターズの斎藤佑樹さん率いる「早稲田実業」と「駒大苫小牧」。甲子園決勝の「再戦」が19年ぶりに 北海道長沼町で実現しました。

6日、ユニフォーム姿で現れた斎藤佑樹さん(37)。胸には、母校・早稲田実業の「W」のマークが。

 斎藤佑樹さん
「この色ねえ、いやちょっとうれしいですね。久しぶりに着ると当時の記憶がよみがえりますね」

この日は、自らが手がけた長沼町の少年野球専用球場「はらっぱスタジアム」で特別な試合に挑みます。

 相手は、2006年、夏の甲子園決勝で対戦した駒大苫小牧です。

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「ピッチャー斎藤君」

 今回は、斎藤さんと駒大苫小牧でキャプテンを務めた本間篤史さん(37)の呼びかけで、「19年ぶりの再戦」が実現しました。

試合は、早稲田実業が序盤から主導権を握ります。

追いかける駒大苫小牧は、「メガネをかけた4番」こと、本間さんが打席に。

 19年前を彷彿とさせる「エース」対「4番」の真剣勝負。

その行方は…。

 結果はデッドボール。

駒大苫小牧がチャンスを広げます。

しかし、ここは斎藤さんが抜群のコントロールで切り抜けます。

早稲田実業リードのまま試合は最終回へ。 

2アウトと追い込まれた駒大苫小牧、打席には再び、4番の本間さん。

ユニフォームが泥まみれになるまで全力プレーを見せた元球児たち。

 19年ぶりの再戦も 早稲田実業が勝利しました。

 斎藤佑樹さん
「このメンバーで次世代の子どもたちに残していけるものがあったり、野球界にいることによって得られるいいことを多くの人に伝えられたら」

 駒大苫小牧元主将・本間篤史さん
「少年少女に見てもらって、野球やっていたら何年後にも、こういう友情関係はあるんだよって伝わればいいなと思っています」

30代後半になっても色褪せない青春の1ページ。

次は、日米通算200勝に王手をかける駒大苫小牧の元エースも交えての再戦を誓いました。