山形県酒田市でけさ、スルメイカの水揚げが行われました。

酒田市の酒田港は、スルメイカの水揚げが盛んな場所として知られ、市内の飲食店では新鮮なイカが味わえると観光客にも人気です。

きょう酒田港で水揚げを行なったのは、中型のイカ釣り漁船・第86若潮丸。

若潮丸は今年6月から石川県の猿山沖や青森県の八戸沖でイカ漁を行い、きのう午後6時半ごろに酒田港に入港しました。

水揚げされたスルメイカは、旨みや鮮度を保つため、獲ってすぐに船で凍らせる「船凍いか」として運ばれます。

きょう水揚げされたのはおよそ1万5千ケースで例年の5割ほどと不漁だった去年の同じ時期に比べるとおよそ倍の量だという事です。

けさは県漁業協同組合や市の職員などが水揚げされたイカを大きさごとに仕分ける作業に追われていました。

仕分けされたイカは昼ごろから競りにかけられ北海道や東北を中心に全国各地にも送られるという事です。

山形県漁業協同組合 西村盛 専務理事「今のところ、まとまった量があるようなので、一安心している。これから続くか続かないか、まだ一回目の水揚げなので安心はできない。美味しいイカですので、鮮度は確実に他の漁業種類とは違う。食べていただければ分かります」

今シーズンのイカ漁は来年2月ごろまで続くという事です。