世界陸上で新記録誕生の瞬間も?

他国のトップアスリートに目を向けると、新たな世界記録も生まれそうです。

信号機の高さを軽く飛び越えていく棒高跳び。スウェーデンのA・デュプランティス選手は、20歳の時、あの「鳥人ブブカ」の世界記録を破って以降、世界記録を1センチずつ更新していて、8月には13回目となる記録更新で、6メートル29センチを跳んでいます。

通常の選手より硬いポールを使用していますが、それを扱える筋力と、助走スピードの圧倒的な速さを兼ね備えていることで、天井知らずの記録を生み出しています。

▼棒高跳 A・デュプランティス(25) スウェーデン
・世界陸上:金メダル2回・銀メダル1回
・オリンピック:金メダル2回

そして前回大会とパリ五輪で優勝した、走り高跳びのY・マフチク選手

▼走高跳  Y・マフチク(23) ウクライナ
・世界陸上:金メダル1回・銀メダル2回
・オリンピック:金メダル1回・銅メダル1回

母国ウクライナの国旗と同じ⻘と⻩色のアイメイクも話題になりました。競技の合間に横になって目を閉じる姿から、「眠れる森の美女」というニックネームもついた選手ですが、2024年、この種目では37年ぶりとなる、2メートル10センチの世界記録を更新していて、さらなる記録更新も期待されています。

9日間の熱戦で、新記録はいくつ飛び出すのでしょうか。