徳島県は8月27日に板野町で発生した山林火災について、発生から11日が過ぎた9月6日正午、「鎮火した」と発表しました。焼失面積は計約3・1ヘクタールだということです。

 8月27日夕方、徳島県の高松自動車道板野IC北側の山で発生した山林火災。現場は道のない山の中腹で消防車が入れず、地上からの消火ができなかったため、県は翌28日、自衛隊に災害派遣を要請。

 29日からは自衛隊のヘリコプター6機に加え、香川県の消防防災ヘリコプターも加わり、消火活動が開始されました。

 その後も、山肌などが高温となる「熱源」が確認されたため、消火活動が続けられてきましたが、9月4日、台風15号に伴うまとまった雨が降ったため、4日深夜、「火はほぼ消し止められた」と発表していました。

 そして、発生から11日目の9月6日の熱源探査で「熱源」が確認できなかったとして、県は6日正午、山林火災の「鎮火」を発表しました。

 山林は計約3・1ヘクタールが焼失したということですが、けが人や建物への被害は確認されていないということです。また、火災の原因は不明だとしています。