世界トップレベルの研究力を目指す大学を支援する制度「国際卓越研究大学」の2回目の審査について、文部科学省は5日、審査する有識者らが申請した8大学のうち、東京大学、京都大学など6大学を現地視察すると発表しました。

「国際卓越研究大学」は、世界トップクラスの研究を目指す大学を国が支援する制度で、10兆円規模の大学ファンドの運用益を活用します。

2022年度の1回目の公募では東北大学が認定され、2024年度から154億円の助成を受けています。

「国際卓越研究大学」の2回目の審査について、文部科学省は5日、対象となる8大学のうち6大学を有識者らが10月に現地視察すると発表しました。

現地視察の対象となったのは、▼東京大学、▼京都大学、▼早稲田大学、▼東京科学大学、▼名古屋大学、▼大阪大学の6大学です。

2回目の公募では、現地視察される6大学に加えて、九州大学、筑波大学の8大学が申請しています。

文科省は、現地視察などの結果を踏まえ、今年度末までに有識者会議で認定する大学を決めて、助成を開始する予定です。