9月なのに、早くもインフルエンザ… 背景には何が?

南波雅俊キャスター:
インフルエンザが広がりを見せている背景について、専門家にお話を伺いました。

北里大学医学部の藤倉雄二医師によると、新型コロナや溶連菌、百日咳などの感染症が流行っていて、そもそも病院を受診する人が増えているということです。

受診・検査をする際に、コロナとインフルエンザを同時に検査できるキットを使うことも多いということで、インフルエンザも確認されることが増えているのではないかといいます。

また、今年も異常な暑さだったため夏バテで抵抗力が落ちていること、エアコンを長時間使用していることも要因の一つだといいます。ウイルスは室温が下がると、感染力が長時間維持されます。また、換気を行わずにエアコンを使っている人も多いといいます。

周囲で流行が確認された場合には、マスク着用、手洗い・うがいを徹底し、いわゆる三密を回避し、感染予防をしていくことが重要だといいます。