今年5月に大阪市西成区で、小学生7人が乗用車にはねられ重軽傷を負った事件をめぐり、車を運転していた男(29)が精神鑑定を経て、殺人未遂の罪で起訴されました。
大阪地検が9月5日、殺人未遂の罪で起訴したのは、住居不定・無職の矢澤勇希被告(29)です。
矢澤被告は今年5月1日に大阪市西成区の千本小学校の近くで、無差別で殺害する意図をもって、下校中だった小学生7人を普通乗用車で背後からはね、重軽傷を負わせた罪に問われています。
うち数人は、はねられた後、さらに被告の車にひかれるなどしましたが、7人全員命に別状はありませんでした。
逮捕後の取り調べで矢澤被告は「全てが嫌になり、小学生をひき殺そうとした」などと供述していました。
大阪地検は、矢澤被告の犯行当時の精神状態を調べて刑事責任能力の有無を判断するため、5月16日から9月1日まで鑑定留置を行っていました。刑事責任能力があると判断し、今回の起訴に至った模様です。
地検は、矢澤被告の認否を明らかにしていません。
【速報】大阪・西成区で下校中の小学生7人が背後からはねられた事件 車を運転していた男(29)を殺人未遂罪で起訴 大阪地検 「全てが嫌になり、小学生をひき殺そうとした」無差別殺人を狙ったか
