自民党総裁選を前倒すかどうか、来週月曜に決まるのを前に、地方組織の判断が大詰めを迎えています。三重県連はきょう、総裁選前倒しに「賛成」することを決めました。

総裁選の前倒しを巡っては、自民党本部が党所属の国会議員と都道府県連代表に意思確認の書面を今月8日に提出するよう求めていて、過半数が要求した場合、総裁選の前倒しが決まります。

自民党三重県連は、きのうまでに県連所属の国会議員や県議ら38人の役員を対象に、記名式のアンケートを行ったところ前倒しに賛成する声が多かったことなどから、きょうの臨時役員会で総裁選前倒しを求めることを決めました。

自民党三重県連の田村憲久会長はおととい、報道陣の取材に対し「法案や予算が通る国会運営の形を作らなければならないが、その姿が見えない」などと党執行部に厳しい意見を述べていました。

一方、自民党岐阜県連は、きょう大垣市内で開いた会合で、総裁選の前倒しに「反対」する方針を確認しました。

村下貴夫幹事長は「トップを変えるより、まずは党改革を優先すべきだ」と話しました。総裁選の前倒しについて愛知県連は、あさって会議を開いて賛否を決めることにしています。