鹿児島県内で6年ぶりに「はしか」の患者が確認されました。鹿児島市は市内に住む30代の男性が「麻しん=はしか」に感染したと発表しました。

はしかは感染力が強く、感染すると38度以上の熱や顔や腕など全身に発疹が現れます。

鹿児島市によりますと患者は市内に住む30代男性で、先月7日に日帰りで福岡に移動。20日に発熱があり、その後、発疹が現れました。そして受診した医療機関から今月3日、はしか発生の届け出があったということです。

県内で「はしか」の患者が確認されたのは、2019年以来、6年ぶりです。

この男性は周囲に感染させる可能性がある期間に(8月19日~27日※21・22・23・24日を除く午前8時ごろと午後7時ごろ)に、鹿児島市電の1系統を利用していたということです。

鹿児島市は、はしかが疑われる症状が出た場合は、事前に医療機関に連絡したうえで、受診の際にはマスクを着用することと、公共交通機関の利用を控えるよう呼びかけています。