工事に入る矢先だった

実は、仙台市はこの下水道管の修復工事の準備を進めていて、工事の発注も7月に済ませていたといいます。しかし、着工前に陥没が起きてしまったのです。仙台市は今後、年内に復旧工事を始める予定です。

道路が陥没する前にはその下に必ず空洞ができます。仙台市は毎年独自の「空洞調査」を行っていて、昨年度の調査で見つかった空洞の数は大小合わせて74か所。
このうちおよそ半数が下水道管の破損などが原因だったということです。ちなみに市が調査を始めた2013年から去年までの間に合わせて1035か所の空洞が
見つかっているということです。

事前に空洞を見つけ、いち早く対処することが陥没を防ぐことになりますが、調査はどのように行われているのでしょうか。

ジオ・サーチ 鎌田実里さん:
「私たちの調査内容としましては、(道路の)健康診断のようなものと認識しております」

行政などからの依頼を受け道路の空洞調査を行う会社「ジオ・サーチ」です。道路の調査に使う特殊な車両、そして調査の様子を取材しました。