3年前にあった「異変」
陥没からおよそ1か月。復旧工事はまだ行われておらず、現場は、幅3メートル長さ10メートル程の板で覆われています。陥没の原因は地下を通る下水道管の亀裂だといいます。

仙台市下水道調整課 反田智係長:
「数メートルに渡ってひび割れや局所的な変形が見られたのでこれが原因だと思う」

仙台市によりますと、下水道管が破損してそこから地下の砂がどんどん流入し、陥没につながったと見られています。取材を進めると、3年前の点検で、この下水道管に「ある異変」が見つかっていたことが分かりました。
仙台市下水道調整課 反田智係長:
「今すぐに工事をしなければいけない不具合はなかったが、全体的に腐食が確認されたので仙台市では工事の段取りを進めていた」

3年前の点検で管の腐食が見つかっていたのです。その後、腐食がさらに進み下水道管の亀裂につながった可能性があります。わかった時点で仙台市は対応をとらなかったのでしょうか。