9月4日午後、近畿日本鉄道の名阪特急「ひのとり」の車内で、壁面パネル1枚が落下する事案が発生しました。けが人はいませんでした。

近鉄によりますと9月4日、午後3時に大阪難波駅を出発した近鉄名古屋行きの特急「ひのとり」で、午後3時半ごろ、「客室間の通路でパネルが落ちている」と乗客から車掌に申告がありました。

車掌が確認したところ、1号車(プレミアム車両)のデッキの壁面パネルが、約1.8mの高さから落下していたということです。

パネルはアルミニウム製で、▽総重量約2.5kg▽縦約40cm▽横約65cm▽厚さ約2mmだということです。

乗客124人と乗務員に、けが人はいませんでした。

パネルはネジで留められていたということで、7月24日に点検した際には異常はなかったということです。

原因は調査中だということで、近鉄は「同種のパネル材についても点検を行う」としています。

「ひのとり」は2020年3月に新型の名阪特急としてデビューしました。