80年前のきょう9月4日は、アメリカの進駐軍が鹿屋市高須町に上陸した日です。この出来事を語り継ぐ会が、鹿屋市できょう4日に開かれました。
鹿児島県鹿屋市高須町の金浜海岸は、終戦の翌月の1945年9月4日に進駐軍アメリカ海兵隊2500人が上陸したことで知られています。
4日に開かれた語り継ぐ会には地元住民らおよそ50人が参加し、80年前の貴重な写真を見ながら参加者の話に耳を傾けていました。
鹿屋市で戦争を体験し、語り部の活動を続ける立元良三さん(95)です。

(立元良三さん)「世界の情勢を見ると、また近く戦争が起こりそうな気がする。あんな怖い思いは二度としないという気持ちで、語り部で頑張りたい」
(主催した高須町内会・会長 上原義史さん)「息子・娘たちが父などから聞いたことをこの場で語り継いでいく。それが語り継ぐことになっているのではないか」
今後も親や体験者から聞いた話を途絶えさせないよう、活動を続けていくということです。