鹿児島県教育委員会は4日、児童に電源コードを巻いて椅子に縛りつける体罰をした小学校の校長など、あわせて3人を懲戒処分としました。

県教委によりますと、減給1か月の懲戒処分を受けたのは、大島地区の小学校に勤務する52歳の男性校長です。

今年2月ごろ、授業中に席を立ち私語を繰り返した児童の両足の太ももに電源コードを巻き、椅子に縛りつけました。校長は「不適切な指導だった」と体罰を認めています。

また、戒告処分を受けた大隅地区の中学校に勤める57歳の男性教諭は、交通事故を複数回起こし指導を受けていたにもかかわらず、今年5月、居眠り運転を2回し、それぞれ事故を起こしました。

このほか、酒気帯び運転をした北薩地区の小学校の51歳の男性教諭は、停職6か月の懲戒処分です。

県教委の中島靖治教職員課長は「再発防止や根絶に向けた取り組みを徹底したい」とコメントしています。