2024年に公共施設の設備が壊される被害が相次いだ青森県黒石市で、新たな被害が確認されました。公衆トイレで高さ2m以上の天井に穴が開いているのが見つかり、警察は建造物損壊の疑いで捜査しています。

須崎蓮 記者
「破損が確認されたのは、黒石駅前の広場にある公衆トイレです。通常の利用では触れることのない高さにある天井に穴が開きました」

黒石市によりますと、8月28日、駅前の広場にある男子トイレの前の天井に直径約10cmの穴が開いているのを市民が見つけました。天井の高さは2m以上あります。

午後4時半に職員が巡回した際は異常はなく、市はその後、午後7時過ぎまでの間に誰かが意図的に壊した可能性があるとして、黒石警察署に被害届を提出しました。

こうした被害は、今回だけではありません。

須崎蓮 記者
「天井に穴が開いたトイレの目の前にある、こちらの時計台も、去年の夏に破損していました」

警察は、2024年8月に当時中学生の少年2人を、それぞれ駅前の時計台に石を投げて壊したり、市内の広場で木製のテーブルをライターであぶって焦がしたりしたとして器物損壊の疑いで書類送検しています。

市民は
「(利用者に)小さい子もいるので、防犯上で不安。(直す場合)むだなことに金を使うということになるので、防いだ方がいいと思う」

警察は、今回のトイレの破損を建造物損壊の疑いで捜査しています。