元警視庁刑事「素早い解決を」
『防犯カメラ』の設置が必要と強調

警察は、黒石市のトイレが壊された件について、建造物損壊の疑いで捜査を進めています。元警視庁刑事の吉川祐二さんは、次の事件が発生しないよう、早い解決が望まれると話します。

元警視庁刑事 吉川祐二さん
「このような犯罪を放置すると、エスカレートする可能性も非常にある。(今回は)屋根に穴をあけるなどですが、そのうち火をつけるとか。その方向に進んでしまう可能性も十分考えられるので、慎重に素早く・スピーディーに捜査をしていく必要がある」

そして、吉川さんが必要と強調するのが『防犯カメラ』の設置です。
黒石市では2024年、公共物が壊される被害が相次ぎました。これを受けて、防犯カメラの設置を検討していますが、被害のあったこのトイレには、まだ設置されていません。

元警視庁刑事 吉川祐二さん
「防犯カメラの設置は速やかにやっていただきたい。防犯カメラは犯罪を完全に遮断するわけではないが、効果があるものである。犯罪、不法行為を行う者にとって非常に人の目は気になる」

吉川さんは「防犯カメラは犯罪捜査に役立つだけではなく、設置されているだけでも犯罪抑止効果が高まる」と強調します。

黒石市は、今回の事件を受けて「防犯カメラの設置の検討を続けていく」としています。