ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって3年半。ウクライナのジャーナリストらが、鹿児島市で母国の現状を語りました。

(ウクライナの記者 オルガ・ヴァカーロさん)「世界平和のために世界全体の理解と協力が必要」

ウクライナの実情を知ってもらおうと、グリーンコープかごしま生協はきょう2日、現地で取材を続ける新聞記者ら3人を鹿児島に招き講演会を開きました。

3人は「2万人ほどのウクライナの子どもたちが、ロシアに連行されたことがわかり戦争犯罪だと感じていること」や、「ロシア侵攻によりウクライナの7割の報道機関が活動の停止を余儀なくされていること」を話しました。

そして命の危機にさらされながらも市民らが情報を求める限り、取材を続けていく覚悟も語りました。

(ウクライナの新聞記者 スヴィトラーナ・カルペンコさん)「私のふるさとの人々にとって新聞『希望のシンボル』『あすへの確信』です」

(参加者)「ウクライナの実情を聞き、こんなことが起きていると感じられた。他人事じゃないと伝えていきたい」

(参加者)「正しい情報を欲しい人に伝える、自分たちの都合だけで情報を使わないリテラシーも重要だと感じた」

(ウクライナのジャーナリスト セルゲイ・トミレンコさん)「(報道機関は)地域の人の声を全ウクライナ、全世界に伝えなければいけない。互いに力を合わせて平和をつくりましょう」

3人は、あす3日は熊本で講演を行う予定です。