8月の記録的大雨で男女2人が川に流され死亡した福岡県福津市。
市は、2人が流される約2時間前に、市内全域に避難指示を発表しました。
このタイミングが適切だったのか、2日、市議会で一般質問があり、市は「夜間の避難指示は危険と判断した」と説明しました。

中村清隆 福津市議
「避難指示の発令の判断はどのように行ったのか」

2日午前、福津市議会では8月10日の大雨の際、市が発表した避難指示のタイミングについて議員から質問がありました。
福津市は10日の午後3時に市内全域に避難指示を発表しましたが、隣接する古賀市や宗像市は、前日の夜に避難指示を発表していました。

福津市 谷口由貴 総務部長
「避難指示を出すことによって外に避難させる。そういったことを導くことが危険と判断しまして夜間の避難指示、および避難所開設を行いませんでした」

中村清隆 福津市議
「(避難指示を)出さなくて被害に遭うよりも、出して何もなかった方がいいと私は思います」

福津市の福井崇郎市長は、「まずは現状把握をして早急に今後の災害対応の方針を示す必要がある」と話しています。