9月1日は「防災の日」です。広島市で行われた総合防災訓練には、広島市や県、自衛隊や民間企業など17機関の約180人が参加しました。

訓練は、岩国五日市断層を震源とする最大震度6強の地震が発生したという想定で行われていて、実際に災害が発生した際にボランティアセンターが設けられる西区地域福祉センター(広島・西区)では、災害ボランティアと被災者のマッチングや情報共有などについて確認していました。

広島市ボランティア情報センターの服部博信 所長は「"被災者に寄り添った支援は何か"というところにしっかり気づいてもらい、自分なりに考えて今後の支援活動につなげていければ」と話しました。

また、西区観音新町の物流センターでは▽救援物資の在庫管理や、▽トラックや自衛隊車両に物資を積み込む訓練が行われました。

佐藤勇希記者
「午後からはこちらの消防訓練場で被災者の捜索や救助の訓練が行われます」

佐伯区石内南の西風新都消防訓練場に去年12月に設置された「屋根を模した訓練設備」は、能登半島地震の教訓を活かし、1階部分が潰れた住宅からの救助を想定しています。

土砂に埋もれた車からの救助訓練では、重機を使って車の周りの土砂を掘っていきます。ドアにバールを差し込んで隙間を作り、油圧器具を使って広げた後に、ドアロックを切断して取り残された人を救助します。

今回は、無人重機のテストも行われました。こちらの重機は、リモコンで外部から操縦できるため、より確実に、そして安全に作業できます。

佐藤勇希記者
「いま隊員が被災者を抱きかかえながらヘリコプターに引き上げられていきます」

ヘリコプターを使って屋上に取り残された人を救助する訓練では、救助隊員が、被災者の容態などを確認していました。

広島市南消防署 警防課の安光哲志 消防司令長は「今回の訓練を踏まえて出てきた課題や成果を関係機関と共有して、今後の連携強化に努めたい」と話しました。

総合防災訓練は今後も毎年実施される方針です。