起伏の激しい1区ならどう走るか
駅伝でトラックと同じ走りができないのは、寒くなると動きが悪くなることも一因だ。その点クイーンズ駅伝は11月なので、全国都道府県対抗女子駅伝開催の1月ほど寒さの影響は受けないのではないか。田中健智コーチも駅伝の課題は、トラックとの違いは関係ないと言う。
「私が(大学2年時から)指導するようになって、トラックとロードで特に変えていることはなくて、トラックシーズンでも、トラック中心に練習しているわけではありません。今回の駅伝に対しては、どういうイメージを作るか、という部分をやっています。人のペースに合わせつつ、自分のペースとしてコントロールできたらいいですね」
起用区間は1区か2区で、有力なのは1区だろう。3.5kmまで30m近く上るなど起伏のある難コースである。田中は下見をして、どう走るかイメージを持てたという。「カーブも多くて難しいコースですが、上りでも自分のリズムを見失わなければ、負担なく走れる自信はあります。他の選手の動きに惑わされずに走れば、ラストに足を残す(=余力を残す)ことができる。下りの練習はあまりしませんが、意識しなくても走れるタイプだと思っています。自分を見失わないで、自分を信じる走りが冷静にできれば、“ここ”と思うところでスパートできると思います」と1区については自信をみせる。
これまでの駅伝と同様に「個人だけの結果にとどまらないのが駅伝。言い訳できない」というプレッシャーは感じている。しかし今回は、前述のようにいつもの駅伝以上に集中できている。
「走っているときは1人ですが、他の区間の選手や走れなかったメンバーも支えてくれています。会社は昨年までも豊田自動織機TCとして私たちを支援してくれていましたが、今も独自で活動をする私たちを理解してサポートしてくれています。駅伝はその恩返しの場でもあります。そうした人たちとの関係性をわかったチームとして、自分の力を出せるのが駅伝です」
田中が久しぶりに駅伝での快走を、初のクイーンズ駅伝で見せてくれそうだ。














