日本野球機構は25日、今年活躍した選手を称える年間表彰式の“NPB AWARDS 2022”を開催した。最優秀選手にはセ・リーグはヤクルト・村上宗隆(22)、パ・リーグはオリックス・山本由伸(24)がともに2年連続で選ばれた。村上は満票でのMVP受賞となり、セ・リーグでは2リーグ制以降1977年の王貞治氏以来、45年ぶり4人目。両リーグでは13年の田中将大以来、7人目の満票となった。表彰式は3年ぶりに有観客で行われた。
プロ野球シーズンの締めくくりとなった表彰式典では、すでに発表されていたベストナイン、各タイトルホルダー、特別賞受賞者へのトロフィー授与が行われた。
この日発表となったのは最優秀選手(MVP)と最優秀新人の2つの賞。セ・リーグの最優秀選手に選出されたヤクルト・村上は今季、打率.318、本塁打56、打点134で史上最年少で三冠王を獲得する活躍。さらに日本選手シーズン最多の56本塁打、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打など数々の記録を打ち立てた。チームメイトの青木宣親選手からプレゼントされたスーツで登場した村上は「続けて結果を残すのは凄く難しいのでそれが出来たという所で凄く満足しています。自分自身まだまだ出来ると思うので来年もしっかりとれるように頑張りたいなと思います」と更なる飛躍を誓った。
パ・リーグの最優秀選手、オリックス・山本由伸は、15勝(5敗)、防御率1.68、勝率.750、奪三振205でプロ野球史上初となる2年連続で投手四冠(最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振)に輝いた。「去年より安定した調子で投げれるようになったかな」と自分自身の成長を認めていた。
2年連続でセ・パともに同じ選手がMVPを受賞したのは、1976年、1977年の王貞治(巨人)・山田久志(阪急)以来45年ぶり2度目となった。
【満票での最優秀選手(MVP)】
※セ・リーグ
1954年 杉下茂(中日)
1961年 長嶋茂雄(巨人)
1971年 長嶋茂雄(巨人)
1973年 王貞治(巨人)
1977年 王貞治(巨人)
2022年 村上宗隆(ヤクルト)
※パ・リーグ
1959年 杉浦忠(南海)
1965年 野村克也(南海)
2013年 田中将大(楽天)
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