30日深夜、津軽で線状降水帯による激しい雨が降り、中泊町で住宅の浸水や車が水没する被害がありました。青森県内で線状降水帯が発生したのは3年ぶりです。
気象庁は30日午後11時前、津軽に線状降水帯が発生したと発表しました。県内で線状降水帯が発生したのは、鰺ヶ沢町など21市町村であわせて800棟以上の住宅が被害を受けた2022年8月以来、3年ぶりです。
29日午前6時の降りはじめから30日午前5時までの降水量は、五所川原市市浦が89.5ミリ、外ヶ浜町蟹田が66ミリなどとなりました。
この雨で中泊町役場近くのアンダーパスが最大3メートル冠水して通行止めとなりましたが、誤って進入した車1台が水没しました。車内にいた人は救出されて無事で、現場はその後復旧し通行を再開しています。
また、住宅への被害も確認されています。
被害を受けた住宅の関係者
「ここまで跡があった 水のラインが入っていた」
中泊町尾別の工藤鐡夫さんの住宅は、未明に土のうを設置して対策をしましたが、30日の朝に1階の畳と床板が濡れているのに気づいたということです。
住宅が浸水被害を受けた工藤鐡夫さん
「居間と座敷(が濡れた)どうしようもない」
気象台は地盤が緩んでいる所や増水している河川があるとして、注意を呼びかけています。














