霧島・姶良の集中豪雨や台風12号などの影響が県内経済にも及んでいます。鹿児島銀行などは、観光関連の景況判断を3か月連続で引き下げました。
鹿児島銀行と調査会社の九州経済研究所は29日、県内の景況判断を発表し、全体では「緩やかに回復している」と23か月連続で据え置きました。
しかし、観光関連では、霧島・姶良の集中豪雨や台風12号などの影響を受け、景況を3か月連続で引き下げました。引き下げの度合いは、コロナ禍だった2022年3月以来となります。
(鹿児島銀行 郡山明久頭取)「相談窓口を作り災害救助法に基づく金融機関としてやるべき対応を取っている」
一方で、畜産関連は、インバウンドの増加で和牛の枝肉価格が上昇するなどし、景況は「持ち直している」と判断しました。
鹿児島銀行と九州経済研究所は「全体として回復の動きが続いているものの、物価上昇や自然災害などの影響で、今後の動きには十分注意する必要がある」としています。














