仙台市内にある中田中学校は老朽化により、取り壊され新しい校舎に建て替えられます。

それを前にきょう校舎のお別れ会が開かれ生徒たちが謎解きをしたり感謝のメッセージを書いたりして最後の思い出をつくりました。

仙台市太白区の中田中学校。56年前から使われていた校舎は老朽化のため取り壊しが決まっています。
「これから中田中学校の旧校舎さよならイベントを始めます。」

こうした中、きょうお別れ会が開かれました。メインイベントは学校についての「謎解き」。
体育館で開会式などを済ませると、使い慣れた教室で先生が作った問題に挑戦です。

思い出の詰まった教室には、机や椅子はもうありません。

3年生生徒:
「物が無くなって寂しい。」
3年生生徒:
「怒られたり助け合ったり。」
3年生生徒:
「入学式です。私は1年生の教室とか思い出しました。」
必死に知恵を絞る生徒たちですが、謎解きだけではありません。
3年生生徒:
「ありがとうという感謝の気持ちが一番強いです。」
生徒たちは最後の思い出を作っていました。

このイベントは校舎に感謝を伝えたいと生徒たちが計画しました。
中田中生徒会長・浅野明日翔さん:
「全校生徒も校舎も楽しめるように、そして感謝も伝えられるように企画した。」「メッセージを書いたり写真を撮ったりして、感謝を伝えられたり他の人たちを見る限り明るい気持ちで、感謝を伝えられたと思う。」
50年以上、生徒たちを見守ってきた校舎は9月、取り壊しが始まります。

新しい校舎は、3年後の2028年に完成する予定です。生徒たちは夏休み前までは取り壊される校舎で授業を受けていましたが、夏休み明けからは学校の敷地内にあるプレハブに移り生活しているそうです。














