新型コロナウイルスの患者が増加していて、1医療機関あたりの患者数が今年1月以来、10人を超えました。高知県は手洗いやうがい、マスクの着用など基本的な感染対策を呼びかけています。

県によりますと8月18日から24日までの新型コロナウイルスの感染報告数は、県内38の定点医療機関で1医療機関あたり11.50人となり、前の週に比べ3.63人増加しました。

新規感染者数は前の週よりも138人多い437人なっていて、1医療機関あたりの患者が10人を超えるのは2025年1月以来です。地域別では安芸で前の週に比べ2倍以上と急増しているほか、中央西、須崎、高知市で増加しています。

2025年の夏は強いのどの痛みが特徴の「ニンバス」と呼ばれる新たな変異株の感染が全国的に広がっていて、県は手洗いや十分な換気など基本的な感染対策のほか、発熱などの症状がある場合は近くの医療機関を受診するよう呼びかけています。