食材費高騰で予算増額へ「質はきちんと維持」

給食費の無償化に伴う福岡市の負担は、2025年度の予算に44億円あまりを盛り込んでいるのに加え、9月の定例議会に提案する補正予算案に、食材費の高騰への対応として4億9000万円余り、食物アレルギーの児童・生徒に給付する費用として、およそ300万円を計上しています。
今後の学校給食はどうなるのでしょうか?

福岡市教育委員会 給食運営課 野原健 課長
「もっとおいしい給食プロジェクトも立ち上げましたし、今度の9月議会に物価高騰に対応した予算の増額もお願いしておりますので、無償化した後も給食の質はきちんと維持していきますし、さらに給食の質を向上させていくために取り組んでいきたいと思っております」
広がる給食無償化 福岡県内では20の自治体が実施

この給食費の無償化、福岡県内の他の自治体でも広がりつつあります。
北九州市 武内和久 市長
「学校給食の無償化について、令和8年度中の実現を目指して取り組んでまいります」

北九州市では武内市長が2025年2月の市議会で学校給食費を2026年度中に無償化する方針を明らかに。
また、田川市や宮若市など20の市町村では無償化を実施。

中間市では2025年度、給食費を一部負担していましたが、10月からは無償化とします。
中間市教育委員会 教育総務課 山口研治 課長
「近年の物価高騰に対応するためにも、これまでも一部負担はやってきたが、さらなる経済的負担の支援拡充や、栄養価のある給食を提供したいという思い」














