暑さ対策グッズの変遷…近年はファンや日傘が進化

山形キャスター:
ここからは、暑さ対策グッズがどのような変遷をたどってきたのか見ていきます。

30年ほどさかのぼり、1990年ごろのニュース映像を見てみると、外を歩く人たちは扇子やうちわで扇いでいる方が多かったです。そして今では当たり前になりましたが、日傘を使って涼んでいる方もいました。

それから2000年代になると、接触冷感ブームが来たということです(西内代表取締役による、以下同)。ユニクロの「シルキードライ」や「サラファイン」など、さまざまなインナーやTシャツなどが増えました。

2011年、東日本大震災の際には「計画停電」や「節電要請」がありました。「ビジネスでも暑さ対策していこう」と、ファン付きの作業服やネクタイが登場しています。

そして2019年以降、令和に入ってからは、ネッククーラーやハンディファンが主流になってきたということです。

井上キャスター:
2011年ぐらいにファン付き作業服が出てきたときは「えっ、そこまで?」という世論もありましたが、今は当然というか、これがないと動けません。

山形キャスター:
西内代表取締役によると、近年は「年々増す暑さや技術の進歩により、ウェアラブルな涼感グッズが定番になった」ということです。

たとえばファンが進化して、「ファン付きウェア」もカジュアル化しています。ジャンパーみたいな普段着で、脇腹の部分にファンが付いているものもあります。

また、日傘も進化して、“さす”から“かぶる”時代になっています。かぶる日傘は東京オリンピック™で話題になったほか、音楽のフェスなどで人気です。

出水キャスター:
かぶる日傘は今だとちょっとクスッとなりますが、これだけ日差しが強くて暑いと、2026年ぐらいには常識になっている可能性がありますよね。