「NUUKIさんがいなかったら今、いない」

次に向かったのは前田さんの原点となった場所です。
富山市内のダンススタジオ。教えているのはダンサー・NUKKIこと貫田晃次さんです。
前田さん
「師匠です。恩人です。本当にNUUKIさんがいなかったら今いないので。変に緊張していますね」
前田さんとNUKKIさん、2人の出会いは――
NUKKIさん
「ある日突然、X(旧Twitter)にDMが来て。『自分はいまダンスやってないんですけど、アーティストになりたいっていう夢がある』というのを本当にロングなメッセージをもらって。今どきこういう子いるんだなと思って。自分からしっかり自分の夢を語れる子というか。この子はちょっと違うなと思って。じゃあ1回レッスンに来てみたらと声をかけました」
NUKKIさんにダンスの基礎を学んだという前田さん。一緒に踊るのは5年ぶりです。

この日はNUUKIさんが考えた振りをみんなで練習。あっという間に振りを覚えます。
やると決めたことは、とことんやり抜く性格。その姿勢は、アーティストを目指し始めた時から変わりません。
NUKKIさん「一言でいうと真面目。逆に遊びがないから、もっと遊びをつけながら踊ったほうがいいよと言ったこともある」
橋本アナウンサー「(前田さんは)前より成長している?」
NUKKIさん「勢いがついたかな。遊びの部分がちょっと上がったかなと。めっちゃいいと思います」
かつて夢への第一歩を踏み出した原点で、いまは子どもたちに夢を見せています。
中山心覇さん「(一緒に)踊れてうれしかったです」
松本乃藍さん「めっちゃかっこよくて、踊りめっちゃ上手だった」
橋本海里さん「キレッキレで、本当にかっこよかったです」

NUKKIさん
「いまいる生徒たちの夢にもなってるわけですから、これからも頑張ってほしいなと思いますし、走り続けてほしいなという思いはあります」
前田さん「ダンスの上手い子がめちゃくちゃ多かったので、僕も負けてられないなと思いましたし、未来は明るいなと思いました。もしかしたら、同じステージに立つ子がいるかもしれないじゃないですか。そういうの楽しみですね。ここからどんどん(富山を)盛り上げていけたら」

富山から全国、そして世界へ。富山を背負うスターの挑戦が始まっています。
前田さんは8月30日が25歳の誕生日ということで、富山駅の新幹線乗り換え口近くの壁に前田さんのファンが企画した誕生日を祝う&応援広告が掲示されています。
応援広告は富山だけでなく渋谷で2か所のほか、横浜・名古屋・難波・博多の全国全7か所に8月末まで掲示されているということです。