国土交通省「青森港湾事務所」は、災害の時に「みなと」を活用した海上輸送による救援物資や人員輸送などの支援協力に関する協定を、青森県鰺ケ沢町と深浦町と結びました。
国交省は、災害の時の陸路分断などを想定して、「みなと」の機能を最大限活用した海上輸送による救助・救援や物資輸送などの災害対応支援を行うため、各地域で「命のみなとネットワーク」の取り組みを進めています。
締結式では、鰺ケ沢町の平田衛 町長と深浦町の平沢一臣 町長、それに青森港湾事務所の佐藤盛仁 所長が協定書に署名しました。
協定は、鰺ケ沢町と深浦町で災害による孤立集落が発生した場合などに、港湾業務艇「つがる」を使用し、海上輸送による救援物資や人員輸送といった災害支援を円滑に行う内容です。
鰺ケ沢町 平田衛 町長
「3年前の(大雨では)陸上交通が寸断されることはなかったが、今回は海を生かした協定と思っている」
深浦町 平沢一臣 町長
「災害復旧用で道路が欲しいが時間を要する。海路を使った物資等の支援は非常にありがたい」
国交省は、「みなと」を活用した被災者や物資の輸送などの防災訓練を定期的に行い、ネットワークの形成、強化に向けた取り組みを進めたいとしています。