大分県内で27日夕方、落雷が原因とみられる火事が相次ぎました。別府市では夏の甲子園に出場した明豊高校野球部のグラウンドのすぐそばに落ちました。
【画像をみる】明豊高校野球部の練習中に落雷、上空に稲妻 近くで黒煙あがり消防が消火活動
27日午後6時ごろ別府市東荘園の雑木林で木造平屋の空き家1棟が全焼しました。けが人はいませんでした。出火原因は落雷とみられています。

OBSが別府市に設置している情報カメラでは、午後5時50分に火災現場あたりに雷が落ちているのがわかります。
火事の第一通報者は明豊高校野球部の川崎絢平監督。現場はグラウンドの横でした。
「ドカンという衝撃音だったのですごくびっくりしました。20分ぐらいすると山の中から黒煙が出てきたと部員から報告があったのでそれを見て燃えているなと思ったので消防に通報しました」
27日明豊野球部はグラウンドで部員60人が練習していましたが、雷の光や音を確認したため、午後5時には敷地内の室内練習場に移動していました。
(川崎絢平監督)「起こってからでは遅いので少しでもリスクがあるのであれば早めの対応をする。瞬時にくる点を考えると雷は怖いと思っているので、生徒にもその危険は周知をもう一度しないといけないなと思います」
27日夜は杵築市でも落雷が原因とみられる火事が発生しました。気象庁は雷の際は鉄筋の建物や乗り物の中に避難するか、高い物体から4メートル以上離れるよう呼びかけています。














